第46回 全日本仏教徒会議 山梨・身延山大会が、公益財団法人全日本仏教会・山梨県仏教会の主催、日蓮宗総本山身延山久遠寺の共催により、2022年10月7日・8日の両日にわたり、身延山久遠寺および身延山大学を会場として盛大に開催されました。
ご来山いただいた方、リモート参加された方、本当にありがとうございました。
アーカイブ配信
ライブ配信された大会の模様を、YouTube身延山久遠寺公式チャンネルでアーカイブ配信しています。
https://www.youtube.com/@minobusan
※アーカイブ配信は予告なく終了することがあります。
パンフレット(プログラム)
大会パンフレット(プログラム)をデジタルブック版でご覧いただけます。
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全日本仏教徒会議とは
全日本仏教会は105団体(令和3年6月時点)が加盟する日本の伝統仏教界唯一の連合組織です。
第1回の全日本仏教徒会議は昭和28年8月に高野山で開催されました。第2回からは全日本仏教会と同会加盟団体との共催により開催されてきました。これまで45回を数える会議において様々なテーマについて議論を重ね仏教徒の立場から提言や宣言を発表しています。
第46回 全日本仏教徒会議 山梨・身延山大会について
山梨県での全日本仏教徒会議の開催は、昭和30年に身延山で開催された第3回大会以来、実に67年ぶりとなります。
大会のテーマに定めた「『共に生きる尊さ』〜だれも取り残さない社会の実現に向けて〜」は、2015年の国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs : Sustainable Development Goals)」に沿ったものであり、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓うユニバーサルな目標です。
会場は身延山久遠寺および身延山大学。
YouTube身延山久遠寺公式チャンネルでライブ配信も行い、リモートでのご参加も可能でした。
また、大会期間中には地元物産の紹介や仏教関連団体の展示も行っていただきました。
大会日程
10月7日(金)13:00~16:00
13:00 | 開会式典(大学講堂) |
13:50 | 記念講演(大学講堂) 「現代における仏教の可能性を問う」 講師:平岡 聡 氏(京都文教学園学園長・京都文教大学教授) |
15:30 | 現代音楽法要(本堂) |
10月8日(土)9:00~12:30
9:00 | 大会記念法要(大学講堂) |
9:40 | パネルディスカッション(大学講堂) 「だれも取り残さない社会の実現に向けて」 コーディネーター兼調査報告:小谷 みどり 氏 パネラー:平岡 聡 氏・ロバート キャンベル 氏・内藤 麻里子 氏 |
12:00 | 閉会式(大学講堂)・大会宣言 |
記念講演(一日目・午後1時50分~)
「現代における仏教の可能性を問う」
講師:平岡 聡 氏
(京都文教学園学園長・京都文教大学教授)
パネルディスカッション(二日目・午前9時40分~)
山梨県内寺院を対象としたSDGs意識調査アンケートから得られた結果に基づき、共に生き支えあう社会の実現に向けて仏教の可能性を論じます。
コーディネーター兼調査報告
小谷 みどり 氏
シニア生活文化研究所代表理事、身延山大学客員教授
◆プロフィール◆
大阪府出身。シニア生活文化研究所代表理事、専門は死生学、生活設計論。現在、日本で死生学者のかたわら、カンボジアで若者の職業訓練を兼ねたベーカリーを主宰している。最近の主な著書に、『ひとり終活』(小学館新書)、『「ひとり死」時代のお葬式とお墓』(岩波新書)、『没イチ』(新潮社)など。
パネラー
平岡 聡 氏
京都文教学園学園長・京都文教大学教授
◆プロフィール◆
京都文教大学。臨床心理学部 臨床心理学科 教授、専門は仏教学(インド仏教)/佛教大学大学院博士課程満期退学、
文学博士/浄土宗教師、著書に『鎌倉仏教』(KADOKAWA)、『菩薩とはなにか』(春秋社)、『南無阿弥陀仏と南無妙法蓮華経』『親鸞と道元』(新潮社)、『法華経成立の新解釈 ―仏伝として法華経を読み解く―』(大蔵出版)など。
パネラー
ロバート キャンベル 氏
早稲田大学特命教授、早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)顧問、東京大学名誉教授
◆プロフィール◆
ニューヨーク市出身。専門は江戸・明治時代の文学、特に江戸中期から明治の漢文学、芸術、思想などに関する研究を行う。 主な編著に『日本古典と感染症』(角川ソフ ィア文庫、編)、『井上陽水英訳詞集』(講談社)、『東京百年物語』(岩波文庫)、『名場面で味わう日本文学60選』(徳間書店、飯田橋文学会編)等がある。YouTube チャンネル「キャンベルの四の五の YOU チャンネル」配信中。
パネラー
内藤 麻里子 氏
文芸ジャーナリスト
・元毎日新聞記者
◆プロフィール◆
長野県出身。慶応大学法学部法律学科卒。87年に毎日新聞社に入社し、宇都宮支局などを経て92年から学芸部。2000年から文芸を担当し、名物記者として活躍する。編集委員を務め、19年7月に退社。現在は文芸ジャーナリスト、書評家として活動する。毎日新聞のコラム「エンタメ小説今月の推し!」、小説現代の「書評現代エッセイ・ノンフィクション」(いずれも隔月)などを連載中。