―かぼちゃの南蛮―宿坊舌料理鼓にかぼちゃの収穫が最盛期を迎えるのは七月から八月にかけて。しかし、数か月追熟させることによって、甘みが増してホクホクした食感になるのだという。山本坊では、これから益々美味しくなるかぼちゃを使った一品を頂ける。 かぼちゃはワタをきれいに取り除いて一口程度の大きさに切り、素揚げにする。これが冷めないうちに酢と砂糖を合わせた甘酢に漬けてバットに並べる。その上に千切りにしたパプリカ、あらかじめ甘酢に漬けておいた玉ねぎのスライスを乗せ、二~三時間程度冷蔵庫で冷やし、味を馴染ませる。南蛮漬けと言えば鯵のイメージが強いが、素揚げしたかぼちゃにさわやかな甘酢が染みこむことによって甘みが際立ち、とろりとした上品な舌触りになる。食材のそれぞれの個性を大切にし た、からだに優しい一皿だ。―山本坊―☎0556-62-0041〒409-2524山梨県南巨摩郡身延町身延3560一泊二食付き 9,900円(税込み)~本文読み上げ
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