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◆表紙絵解説
辨天堂の雄滝

 お万の滝から幟旗のはためく参道を春木川の上流方向へ向かって進むと、鬱蒼とした山裾に辨天堂が見えてきます。辨天堂は昭和21年(1946)、時の中山法華経寺奥之院住職であった東日教師によって建立されたもので、弁才天女を祀り、七面山登詣道中の安全を祈念するとともに、僧俗問わず修行が行える道場として開かれました。この辨天堂の鐘楼を回った先に、見事な飛瀑を見せているのが雄滝です。雄滝はお万の滝とは水源を異にする落差約25メートルの段瀑で、辨天堂の行場となっており、それがため「雄滝辨天堂」と総称されています。なお、雄滝のやや下流には「勇姿の滝」も見られます。

絵:藤田由也画伯



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月刊教報みのぶ誌ご紹介

2018年10月号

目次

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教箋のことば 〜「光明言」〜
身延山第九十世 岩間日勇法主 著『共に生き、共に栄える』より

教箋

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祖山時報

樋沢坊の門、保存修理完了
 去る8月10日、本年5月25日より行われていた樋沢坊の門の保存修理工事が完了し、完成なった姿が披露された。樋沢坊は身延山第二祖日向上人開基となる六老僧坊跡の一で、その門は江戸前期となる寛文年間(1661〜73)の建立といわれ、身延町の指定文化財となっている。今般、平成2年(1990)に修理が行われてより屋根や柱などに痛みが見られる部分があることから、茅葺き屋根の葺替え、土台や柱、門扉の修理などが行われることとなり、寺社建築の保存修理を多く手がける(有)文殊堂によって保存修理工事が行われていた。塔頭支院の中で当該期の建造物で遺されているのはこの門のみといってよく、身延山としても貴重な文化財の一つである。
奥之院エコバルーンで回向バルーン
 8月11日、午後1時より、奥之院思親閣に於いて「エコバルーンで回向バルーン」が行われた。このイベントは、身延山山頂の奥之院思親閣から、御先祖様に感謝の想いを書いたバルーンを飛ばそうというもので、今回で2回目となる。
 最初に奥之院祖師堂前にて、町田別当導師のもと、法要が執り行われた。続いて行われた法話の中で町田別当は「普段なかなか伝えられない感謝の気持ちを、この機会に伝えてほしい」と述べられた。
 その後、参拝者たちは御先祖様への感謝の気持ちと各々の願いをしたためた回向バルーンを手に、北側展望台へと向かった。そして「御先祖様ありがとう」の掛け声とともに、一斉に空へと回向バルーンを放った。
 尚、このイベントは自然環境にも配慮されており、使用されているバルーンは、太陽光に当たると水や炭酸ガスなどに分解され、微生物の力によって自然に還るようにできている。
戦没者英霊施餓鬼会
 8月18日、午後1時より仏殿納牌堂に於いて、持田総務導師のもと、松本法務部長、第3期信行道場小澤訓育主任が副導師として列座し、戦没者英霊施餓鬼会が執り行われた。
 この法要は太平洋戦争に於いて犠牲となられた全ての英霊に対して回向供養を施すとともに、世界の恒久平和を祈るためのものである。
 毎年、8月5日から9月8日までの35日間の結界修行中である第3期信行道場生たちが出仕している。道場生たちは、法要の式衆としてだけではなく、法要の準備や司会進行などの様々な役も自分たちで務めている。
 法要中には内野日総法主猊下が来臨され、戦没者の英霊に恭しく焼香をし、供養の念を捧げられた。
 法要の最後に挨拶をされた持田総務は、ご自身が体験された東京大空襲での悲惨な光景を語られ、涙ぐまれた。そして道場生たちにこの法要を祈りだけで終わらせるのではなく、日蓮聖人のように世界の平和のために行動を起こし、その教えを広めていく若者になって欲しいと述べられた。
松葉谷御法難会
 8月27日、午後1時より棲神閣祖師堂に於いて、松本法務部長導師のもと、村松布教部長、長谷川財務部長が副導師として列座し、身延山在院生、僧道実修生が出仕して、松葉谷御法難会が執り行われた。
 松葉谷法難は、文応元年(1260)8月27日の夜、鎌倉松葉谷にあった日蓮聖人の御草庵を、他宗派の暴徒が焼き討ちした事件である。御草庵は焼失するも、日蓮聖人はかろうじて難を逃れられた。
 当日の身延町の最高気温は36度を記録し、祖師堂内も汗を拭う参列者の姿が目立った。しかし法要が始まると、堂内には暑さを吹き飛ばすような読経と唱題の声が響いた。
 法要終了後には、身延山布教師内野光智師による法話が行われ、日蓮聖人は、松葉谷を始めとする数多くの法難にあわれたが、その度によりいっそう法華経の正しさを実感されるに至ったという、不屈の信仰の姿を語られた。聴聞者は暑さも忘れ、熱心に聞き入っていた。
丈六堂施餓鬼会
 8月28日、午前11時より上ノ山丈六堂に於いて、村松布教部長導師のもと、僧道実修生が式衆を務め、丈六堂施餓鬼会が執り行われた。
 読経が始まると、まず式衆が施餓鬼壇に並べられた供物に幡・水・香の供養を施した。その後、参列者たちも同じく行い、ともに供養の念を捧げた。
 法要の終わりに村松布教部長が挨拶を行い、信心と成仏について語られた。
宝物館「身延山霊宝展」開催
 9月7日より本堂地下にある宝物館に於いて、「身延山霊宝展」が開催されている。この度の展示では、寛永15年(1638)に造立された日向上人倚像をはじめ、御奉納を賜った絵画、彫刻、陶器など様々な美術品が所狭しと並べられている。
 また、武田信玄公が寄進された明版妙法蓮華経や直筆の祈願状、徳川光圀公のしたためられた書状など歴史的資料等、多くの収蔵品が公開されている。
第3期信行道場修了・教師認証式
 9月8日、朝勤終了後、棲神閣祖師堂に於いて、日蓮宗管長名代として持田総務導師のもと、村松布教部長、長谷川財務部長、池上百萬人講・本願人会本部事務局長、宗務院からは北山教務部長が列座し、第3期信行道場修了・教師認証式が執り行われた。
 式では持田総務より「これからも不惜身命の修行を続けて欲しい」との訓諭を頂戴した。修行を終えた道場生たちは、更なる精進を誓い、日蓮宗教師としての第一歩を踏み出した。最後に本堂前にて記念撮影が行われた。

連載「大聖人のご文章を読む(37) 【法華初心成仏鈔】(2)」

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 布教部長 村松潮隆/絵:藤田由也画伯

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