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育恩の峰より
奥之院思親閣別当 池上 玄裕
東日本大震災犠牲者供養塔建立式(みのぶ誌2011年12月号より)

 11月7日午前10時より思親閣二王門前階段下、故郷遙拝日蓮聖人御尊像前にて東日本大震災犠牲者供養塔建立式を思親閣山務修法師4名で厳かに執り行いました。
 供養塔正面のお題目等の字は現久遠寺法主内野日総猊下の揮毫により、また石塔は身延町西嶋の深澤半治氏の奉納であります。これは今年4月に深澤半治氏より思親閣境内地に今回の大震災の犠牲者の方々の供養塔を建立し慰霊をさせていただきたいとの申し出があり、早速久遠寺内局に問い合わせたところ許可がおりました。お題目等正面の字については法主猊下にお願い申しあげましたところ御快諾をいただき今回の建立式が無事行われました。関係者の皆様に心より感謝を申し上げ、改めて思親閣より犠牲者のご冥福をお祈り申し上げます。
 深澤氏との石塔建立の事業は今回が3回目で、1回目は今から10年ほど前に身延町大垈という地区に昔から伝わる七面大明神にちなんだ7つの池の1つと呼ばれている池があり今でも清水が湧き出ている場所の傍らにかつて七面堂が有り、その跡地に七面大明神の宝塔を建立いたしました。
 この度の大震災を永遠に記憶に留める為、またご冥福をお祈りする為今回建立させていただきました。
 私達一同被災地の方々に対して改めて復興復旧を陰ながらお祈り申しあげます。

合掌