身延山僧道実修生募集要項
身延山では伝統ある在院生制度に加えて昭和48年より僧道実修生制度を開設し、時代に対応し、かつ即応できる僧侶の育成を目指して参りました。
毎朝の朝勤への出仕に始まり、御廟所での夜勤に終わる一年間の僧道実修生生活は、必ずや僧侶としての基礎を築き、布教者としての自覚に目覚める有意義なものとなることでしょう。
宗祖棲神の霊地において、宗祖の御心に叶う行学の二道に精進することを望まれる成年男子の多数の参加とご推薦をお待ちしております。
資格 | 高校卒業以上の学力を有する本宗寺院の男子子弟。(信行道場修了者も可) |
実修期間 | 3月15日より、4月10日迄の約1年1カ月。 |
人員 | 10名程度。 |
申込 | 入場前年の12月10日より入場年時の1月31日迄。 お電話にて入場希望のご連絡を頂いた後、当方指定の必要書類を「僧道実修生申込願書在中」と明記した封書にて1月31日必着で提出のこと。 |
面接 | 2月予定(期日が決まり次第通知) |
許可 | 面接の上、可否を通知する。 実修期間中に普通試験(甲・乙)、読経考査受験は審議の上許可する。願書にその旨を記入のこと。(検定礼禄・講習費は個人負担) |
宿舎 | 身延山の指定の寮において寄宿する。 |
費用 | 教育受講費、食費等は身延山が支給する。(法衣・経本・教材・日用品・衣類等は個人負担) |
休暇 | 実修状況により適宜許可する。(身延山諸行事を勘案して) |
備考 | 実修生期間中、信行道場への入場は認めない。 入場希望の者は実修生修了後の入場となる。 尚、実修生修了者については僧道林修了と同等の資格が与えられる。 度牒は入場前に済ましておくことが望ましい。 PC・携帯等の持込みは禁止。 |
実修の内容・様子
年間実修科目
要品・一部経の読誦
法華経・御遺文講義 法要式講義 各種研修会への参加(錬成会・写経会等)
街頭布教 高座説教 堂内法話 施設訪問法話
法華三部経写経 書道講義 塔婆書き
身延山諸行事・法要への出仕
作務行
その他、様々なカリキュラムが組み込まれています。
実修の様子
僧道実修生清規(抜粋)
一、宗門の根本道場、一宗の祖山で修行していることを心肝に銘じ、生身の仏祖の御前で生活させていただいている念を持つこと。
一、常に三宝給仕を心掛け、行動を慎んで自己を修めること。
一、実修とは自ら修める意であり、進取の気性を持ち、与えられたもの与えられないものの双方を自ら求め、広く学びとるように心掛けること。
申し込み・問い合わせ
【身延山久遠寺布教部】
〒409-2593 山梨県南巨摩郡身延町身延3567
TEL 0556-62-1011(代)
FAX 0556-62-1094
メール:fukyobu@kuonji.jp