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七面山別当より別当 長谷川 寛清
感應の霊峰七面山(みのぶ誌2012年5月号より)
 5月を迎え、いよいよ七面山も本格的な参拝の季節に入りました。別当として任期3年目となるこの1年、1人でも多くの方々に、七面大明神と縁を結んで頂きたいと願っております。
 その1つの形として、「感應の霊峰七面山」写真展が、東京新宿駅前のコニカミノルタプラザにて、5月22日より31日まで、10日間に亘り開催されることとなりました。これは、身延山の写真集を発行した写真家鹿野貴司氏によるものです。鹿野氏は、その写真集「身延山」にも七面山本殿、和光門、大祭等の写真を掲載していますが、それ以降も不思議に七面山の魅力に惹かれ、気がつけば月参りをするようになっていました。自身も後で知ったことですが、実は祖母が以前何度となく七面山に登詣した熱心な信徒であり、鹿野氏の七面山参拝を聞いて、大変喜んでくれたそうです。あらためて、七面大明神に導かれるべくして、撮影することになったことが伺われます。2年に亘り撮りためた作品を今回厳選して、東京での写真展開催となりました。七面山を世に知らしめるためにも、とても有り難いことであると考えております。
 七面山は、感應の山と言われます。七面山に登詣する人の思いが強ければ強いほど、真摯であればあるほど、七面大明神からのご加護が体感出来る山なのです。どんなに構図や技術的に素晴らしい写真であっても、撮影する人の思いが七面大明神に届かなければ、人々を感動させるものとはならないでしょう。鹿野氏の写真には、何よりも七面大明神に対する「思い」があり、春夏秋冬を通じて、信徒の方々、山務に携わる人々との人間的な触れ合いがありました。皆様にも是非ご覧頂き、感應の霊峰を感じて頂きたいと願っております。