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七面山別当より
別当 望月 浄教
春彼岸を迎えるにあたり(みのぶ誌2014年3月号より)
七面大明神を拝するため、七面山に登詣される方は、50丁の道のりをお題目を唱え、念じております。
ただ、それのみならず多くの方が御来光を拝されており、たとえそれが雲に隠れていようと、その向こうで変わりなく光を放っていることを思い、合掌しお題目を唱えております。なかでも春と秋のお彼岸の中日に、富士山山頂より放たれる御来光は素晴らしく、現代では「ダイヤモンド富士」とも呼ばれ、毎年多くの御信徒の方が遥拝場からその様子を拝し、喜び、涙し、法悦に至っております。
この春秋彼岸の御来光は、随身門を通って、本殿奥の七面大明神の御神体まで届きます。このような本殿が造られ今日に至るまで守り続けられてきた背景には、先師先達の、どれほどのご苦労があったのか計り知れません。また、秋のお彼岸と違い、春のお彼岸はまだ参道も凍り、険しい参道にも関わらず、多くの御信徒の方が御参詣頂けるのは、御来光が届く七面大明神に大きな加持力があるからと信じております。
春彼岸を過ぎて、そこからまた段々と日が伸び、春の息吹を感じるようになっていく様は、さながら自然界の再生を現しているようであります。
七面山での御修行もまた自らの再生を願うのも一つの行であり、参道を登ることによって、七面大明神の胎内に還ります。その中で各々の願いを胸にお開帳を受け、額づき、精進潔斎の結界の中で、自らの罪障、因縁を消滅していかれるのです。これまでの自分の在り方、これからの進むべき道を見つめ直し、七面大明神に抱かれながら一夜の参籠修行をし生まれ変わって、再び参道を通って下界に帰っていただくわけです。
私共別当以下山務員一同、御信徒の皆様方の願いが成就する事を信じ、その御修行の一助となりますよう、一層の精進をして参ります。是非御参詣、御参籠頂きますよう、心よりお待ち申し上げております。
合掌九拝
※参籠修行・お開帳・各種祈願回向・本願人制度等のお問合せ
七面山敬慎院
電話 0556−45−2551