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大祭のご案内(みのぶ誌2014年9月号より)
本年も七面山大祭を厳修致します、9月の聖月を迎えました。
身延山久遠寺第92世法主内野日総猊下御名代を大導師に、身延山支院各聖、七面山有縁各聖に御出仕を頂き、遠近大勢の御信徒の方々とともに行われる大祭は、古来より9月18日、翌19日に行われて参りました。
これは日蓮聖人御入滅の16年後の永仁5年に、日朗上人と南部実長公が七面山に登詣され、一の池のほとりにて一夜を明かし、七面大明神をお祀りされた日を御縁日としたものです。
参道50丁の登詣修行は大変に苦しいものですが、年に一度の大祭では、皆様のお題目の信仰の力を得て七面大明神が新たに再生し、益々加持力を強くされます。一人でも多くの方に御来山頂き、その懐に抱かれながら一晩を過ごして頂き、御利益を受け取って下さることを願っております。
そして下山された時に、自分自身が感じられた七面大明神の有難さを、ご家族やご友人の方々に伝えて頂ければこれに勝る喜びはございません。
現在七面大明神は、本殿及び格天井修復事業のため、内陣仮厨子に座を移させて頂いております。例年とは異なる点もございますが、七面大明神をお近くで拝して頂く、またとないご縁とご理解頂ければ幸いでございます。
現在の本殿(摩尼殿)の修復状況は、古淵堂様に漆塗をして頂いております。湿気を嫌うこの作業は、梅雨時を避けた、決まった期間にしかできません。短期集中で何回も漆を砥ぎ直し、その上で金箔を貼っていきます。
格天井から外した板や、破損した彫刻等は麓の工房まで下ろし、木工房淳司様を中心に修復作業をしております。修復が完了次第再び本殿まで運びこみ、元の姿に戻します。
壁画、表具は長年にわたる湿気の為に、亀裂剥離が目立っております。こちらも麓まで下ろして、身延山大学工房、ほてい堂様、延喜堂様、楓堂様、清勘堂表具店様といった、地元の業者の方々の力で彩色、修復を行っております。
全ての修復作業が完了すれば、如来壽量品第十六自我偈の「我此土安穏天人常充満」の仏世界が現われてくることでしょう。その上で七面大明神の御威光が倍増し、私たちの代のみならず、未来永劫に輝き続けることを祈念しております。
七面大明神の御守護が皆様に届きますよう祈念申し上げ、大祭のご案内とさせて頂きます。
記
一、日時 9月18日(木)
読 誦 会
午前 10時
〃
午後 4時
万灯奉納
午後 6時半
大祭法要
午後 8時
法楽加持
午後 10時
通夜説教
午後 11時
9月19日(金)
開闢法要
午前 4時
一、場所 七面山敬慎院 宝珠殿
※大祭・参籠修行・お開帳・各種祈願回向・本願人制度等のお問合せ
七面山敬慎院
電話 0556−45−2551
格天井修復の為の足場
漆塗り作業の様子
壁画の修復作業
剥離した壁画