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別当 望月 浄教
七面山の先祖追善供養(みのぶ誌2015年3月号より)
昨年より着工をしております、七面山本殿荘厳並びに格天井修復事業は、順調に進捗しております。これも、多くの御信徒の皆様、地元各業者の方々のお力添えのお陰と、深く感謝申し上げます。
さて、此の度の修復で格天井の飾り金具を230年振りに外す機会に立ち会うことが出来ました。そこには、当時の修復に携わった方々の願い事が一つずつ刻まれており、その多くが自らの先祖の追善供養を願ったものでした。
七面山には多くの方が願いを持ち、七面大明神の加持力をもって、それを叶えて頂く為に登詣御修行されております。
そして、七面山の和光門には「精進潔斎」と書かれた立て看板があり、御存知の通り、参籠修行中は、肉、魚等の生臭を食することは禁じられております。それこそが、清浄の地において身を清め、七面大明神に額づく御修行なのです。そうした所に自らと一緒にご先祖様にいらして頂き、自身のみならず、代々において、知らず知らずのうちに積み重ねてしまった悪因縁を清めていく、そのような思いがあったのでしょう。
参道50丁は決して楽な道ではありません、一歩一歩踏みしめて登る姿は本当に尊いものです。そしてそれは、230年前から変わらない祈りの姿であったということが、此の度の修復事業で、改めて気付かされました。
此の度の報恩事業におきましても、篤志丹精頂きました方々の思いを永世に遺していくため、巻物に御祈願、御回向をお書き頂き、格天井裏に納めるよう、計画しております。
山務員一同、七面大明神のご威光が、一人でも多くの方に広がりますよう、また、御信徒の皆様の御修行が成就するよう、精進を重ねて参ります。春未だ遠く、険しい参道ではございますが、何卒御登詣、御修行を頂きます様、心より御祈念申し上げます。
九拝
※参籠修行・お開帳・各種祈願回向・本願人制度等のお問合せ
七面山敬慎院
電話 0556−45−2551