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七面山別当より
別当 望月 浄教
七面様に導かれて(みのぶ誌2016年7月号より)
此度七面山関係各聖御信徒の皆様のお陰様をもちまして、5月18・19日、七面大明神御縁日の吉祥に、本殿(摩尼殿)荘厳・格天井修復事業落慶式を盛大に厳修させて頂きました事、心より深く御礼申し上げます。
思い返せば、私が七面山に勤めさせて頂いて延べ15年の月日が経ちました。学生時代に進路に悩み、毎日50丁の参道を登り、御開帳を受けさせて頂く内に、当時の別当上人に声をかけて頂き、七面山の山務員とさせて頂いたのが始まりです。それから9年の間、なんとか所願を成就させて頂きたいと必死の思いで参道50丁を登詣修行なさる御信徒の方々を、御迎えさせて頂きました。また七面山を守る山務員としての在り方を、時に優しく、時に厳しく教えて頂いたお陰で、今の私があります。
皆様の御登詣に感謝致します
御来光(平成27年大祭)
それから執事として勤めてからの3年の間には、東日本大震災、台風による池の沢氾濫土砂災害を経験し、また別当となってからも、何度となく思いがけない事態が巡って参りました。2年前の大豪雪、水源揚水ポンプの故障、索道支柱の修理と、どれをとっても七面山の生命線であり、もう駄目かもしれないと思ったことも、今だからこそ言えることです。
ですが、そういった七面大明神からのお試しを頂く度に、必ず変化の人が現れ、助けを頂いて参りました。七面山を思い、なんとかしようと丹精を頂いた方々の事を忘れることは出来ません。
御題目、法華経を信じて成すべきことを行えば、必ず七面大明神が答えを導いて下さる。様々な難事を経験させて頂いたからこそ、確信をもって皆様にお伝えすることができます。
230年ぶりに修復された摩尼殿・格天井
七面山敬慎院の山務員(平成26年大祭)
私も本年7月末日をもちまして、3年間の任期を終えさせて頂きます。これからは一人の信徒として、七面大明神の下に額づき加持力を頂き、一人でも多くの方に七面様の素晴らしさ、また御題目、法華経の尊さをお伝えさせて頂けるよう励んで参ります。
七面山を支えて下さった御信徒の皆様に篤く御礼申し上げ、変わらぬ御精進を祈念致しまして、退任の挨拶とさせて頂きます。