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七面山別当より別当 望月 成浩
謹んで新年のご祝詞を申し上げます(みのぶ誌2019年1月号より)
 昨年中は何かとお世話になりありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 早いもので、別当拝命より3度目の新年を迎えることが出来ました。
 また、七面山幣殿既存龍天井改修報恩事業・幣殿内荘厳改修事業も大過なく順調に進んでおります。
 七面大明神への深い思いから、ご尽力下さった信徒の皆様に心から御礼申し上げますと共に、一層のご理解ご助力をお願い申し上げます。
 昨年を振り返りますと、平成30年猛暑、大阪北部地震、平成30年豪雨、北海道胆振東部地震等自然災害が重なった年でもありました。
 特に七面山でも台風21号・24号の影響で参道が土砂崩れとなり大変に荒廃してしまいました。
 参道整備の為、41丁〜42丁間は迂回路となりますが御登詣に支障はありませんのでどうぞお気をつけて御参詣下さいませ。また、参道の復旧には今しばらくの時間を頂戴しますこと何卒御理解の程宜しくお願い申し上げます。
 さて、七面山に御登詣される方々は、勿論七面大明神に御守護される人生を送りたいと願っておられます。
 時代の大きな変化を感じる中で、改めて七面大明神に御守護を頂けるのは、法華経の教えの通り、目の前の困難を人のせいにせずに、自ら乗り越えていこうとする生き方であろうと思います。そして、七面大明神に守護される人生とは、ただ安穏な人生という意味ではないと感じております。720年以上の間、困難な時ほど、七面大明神の威神力が増して、人々は七面山に登詣し、信仰の力で時代を切り開いて来たことと思います。
 七面大明神に導かれながら自分自身の身体を鍛え、心を磨きながら参詣されることを願っております。
 新しい年を迎え、七面山山頂より皆様の益々の御隆昌を心より御祈念申し上げ、新春の御挨拶といたします。
合掌

※参籠修行・お開帳・各種祈願回向・本願人制度・報恩事業・報恩写経等のお問合せ
   七面山敬慎院
   電話 0556−45−2551