東に富士山・天子山、南に駿河湾・伊豆半島、西に七面山・安倍山系、北に早川渓谷・南アルプス連峰・八ヶ岳連峰・甲府盆地と雄大な大パノラマが参詣者の目を楽しませてくれます。
山頂から望む富士川
北側に連なる南アルプス連峰
富士山を染める御来光
思親閣祖師堂は“親を思うお堂”という意味で名付けられており、身延町指定文化財です。現在3年任期の別当制が敷かれており、七面山敬慎院とともに久遠寺法主が任命します。
祖師堂外観
祖師堂内部
日蓮聖人立像
日蓮聖人が身延山山頂より遙かに故郷房州小湊(現在の千葉県鴨川市)のご両親、師の道善房を追慕なさるお姿の立像。
大孝殿は昭和40年(1965)佐々木順栄別当代に建立されました。信行会等に使用されており、山務員の宿舎にもなっています。
大孝殿
開基堂
育恩殿
信徒休憩所前の風景
日蓮聖人父妙日・母妙蓮、御師道善坊の追善のために日蓮聖人が植えられたものと伝えられます。身延町指定文化財(天然記念物)で、現在4本あります。
御父妙日尊儀菩提の杉
御母妙蓮尊尼菩提の杉
立正安国祈念の杉
御師範道善房報恩の杉
本院本堂前の仁王門(二天門)を移転したものです。
六浦平次郎入道の建立で、天和年間31世日脱上人代に本堂域から移転されました。仁王像は31世日脱上人の開眼です。門の前の石段は昭和45年、佐藤玄守別当代に造営されました。
仁王門
門内で境内を守る仁王像
鐘楼
延宝5年(1677)30世日通上人代に建立されました。鐘銘は29世日莚上人の撰です。70世祥上人代に甲州南条講が寄進しました。
常護堂
登詣者を守護する常護菩薩を安置しています。
元政上人埋髪塚
身延町指定文化財(史跡)です。
元政上人は、年老いた母を輿に乗せ、病身の身を顧みずに身延に登詣し、父の遺骨と自らの黒髪をこの地に埋葬されました。これは紀行文「身延道の記」としてまとめられています。
釈迦像
昭和45年(1970)4月、岡山県小野哲敬氏が奉納したものです。
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